
紬と小紋に相性の良い帯を、コーディネートしながらご紹介します!
一番普段使いする着物ですので、参考にしていただければと思います。
"紬"と"小紋"についてはこちら!
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紬と帯
紬に合わせる帯は、あまり金糸や銀糸が入っていない物を選びましょう。
ざっくりとした織りの八寸帯と


織りの帯は締めやすく、ずれにくいです。またざっくりとした帯は、小紋よりも紬向けです。
シンプルで使いやすい名古屋帯と


色柄がシンプルな帯は、着物を選ばないので重宝します。
金糸入りの名古屋帯と


小紋と帯
小紋に合わせる帯は、金、銀糸が多少入っていても大丈夫です。
金がかった名古屋帯と


全体にうっすら金がかった刺繍帯。紅葉柄の小紋と合わせて秋らしく。
刺繍が豪華な名古屋帯と


小紋の色柄次第で、豪華な名古屋帯も使いやすくなります。
全体に金糸や銀糸が入っている帯はどちらかと言えば礼装向きになりますので、小紋と合わせない方がいいでしょう。
金糸入りの名古屋帯と


こちらは控えめな金糸が入った帯。着物の色が濃いので、お互いの色味が際立ちます。
帯と半衿を変えてみる
帯と半衿を変えるだけで雰囲気が変わるので、コーディネートが楽しくなります。
紬の着物の場合
①白のレース半衿と赤名古屋帯


定番の白半衿でも、レースにするとまた違った雰囲気になります。
四季を感じる帯留を使うと、より季節感が出ます。
②色半衿と洒落袋帯


洒落袋帯を締めると、名古屋帯よりもよそ行き感が出ます。
明るい色の半衿は、顔周りが華やかに見えますので取り入れやすいです。
③赤の古布半衿と黒の名古屋帯


黒い帯は引き締まって見えます。
古布や余った布を半衿に使うと、コーディネートの幅が更に広がります。
小紋の着物の場合
①白半衿と爽やかな色の半幅帯


浴衣のイメージが強いですが、半幅帯は小紋や普段使いの着物にも使えます。
アクセントで帯留を使うと、よりお洒落です。
②刺繍半衿と名古屋帯に締め色を


半衿と帯に濃い色味を持ってくると、一気に雰囲気が変わります。
帯揚げも同じく濃い色だと沈んでしまうので、明るい色のものを。
③刺繍半衿と同系色の名古屋帯


臙脂色の半衿で秋らしく。
帯を着物に近い色にすると、統一感が出ます。
コーディネートの幅を広げるお手伝いは出来ましたでしょうか?
普段に着る分には先入観に囚われず、思い思いに着物を着て楽しんで下さい!