
お客様によく聞かれる質問の一つは、「帯留めを使う時の、帯締めの結び方」です。
他にも帯締め、帯留めについて分かりやすくご説明いたします!
帯留について

まず帯留めを帯締めに通した状態で、帯に回します。
前で帯締めを結びます

帯留を手で押さえて、結び目だけ後ろに回し、お太鼓の中に隠します。
帯締めの端はスッキリ見える様に処理してください。



三分紐の事です。
帯留に付いている金具は、大体の物が三分紐対応になってます。
三分紐とは、房がなく、幅が三分(約1㎝)の物で平べったく組んであります。
房がありますと、房の根元が金具を通りません。



帯留によっては、幅の広い帯締めが通るものもあります。
穴が広かったり、クリップになっていたりするのもありますので、購入の際には確認しましょう。
穴が大きめの帯留


クリップタイプの帯留



1.季節感のある物
季節のモチーフやお花などの帯留にしますと、お手軽に季節感を演出できます。
夏でしたら、朝顔や氷、うちわなど夏らしいものを選んでみては?
2.ストーリー性がある物
着物や帯の模様から、物語を作って帯留を選ぶのも楽しいですね。
波柄の着物や帯に、千鳥の帯留をするとまとまりが出ます。
3.色で選ぶ
帯の色と違う色にしますと、綺麗に帯留が映えます。
コーディネートのアクセントに色味の強いものや、全く違う色を選ぶのも素敵です。
また、全体的にトーンを揃えて上品な雰囲気にしても良いですね。
着物と帯の相性

主に名古屋帯、八寸帯、洒落袋帯、京袋帯、半幅帯です。
金糸銀糸の入ったものや、箔などを使っている帯は避けましょう。

基本的に使えますが、夏はやはり紗献上の方が涼しいです。(紗献上は夏用となります)

勿論大丈夫です。
着物の柄の大きさと、帯の柄の大きさが違うものを合わせましょう。
着物も帯も同じ柄の大きさですと、ガチャガチャしてしまう可能性がありますので、ポイントを押さえてコーディネートしましょう。
柄on柄は着物の醍醐味です。
是非楽しんで下さい。