夏は暑さ対策が必要です。着物は勿論、襦袢や補正も出来るだけ涼しくしたいものです。
着物を「涼し気に見せる」のもポイントです。

夏の襦袢、補正について
夏の襦袢は素材が様々ですが、断然「麻」が良いです!
何と言っても涼しいですし、洗えるのが利点です。
素材別、夏襦袢の良いところ、悪いところをまとめてみましたので良ければ参考にしてみて下さい。(個人の見解です)
麻
良いところ
- 裾さばきが良い
- 風が通って涼しい
- 手洗いで洗える
- 肌着を着なくても大丈夫
綿
良いところ
- 汗を吸ってくれるので、肌着いらず
- 洗濯機で洗える
イマイチなところ
- 上前と下前が絡まりやすい
- そんなに涼しく感じない
正絹
良いところ
- 滑らかで、ラインが綺麗
- 裾さばきが良い
イマイチなところ
- 肌着を着る分暑い
- 家で洗えない
ポリエステル
良いところ
- 洗濯機で洗える
- 丈夫!
イマイチなところ
- 静電気が起きやすい(上前と下前がくっつく!)
- 蒸れやすいので暑い
- 汗を吸わないので、肌着を着る必要がある(暑い!)
補正はどうするの?
タオルなどで補正しますが、それを麻素材の布でひと巻包むだけで肌辺りが涼しくなります。
着物の選び方
色
基本的には好みですが、初夏は白などの薄い色、晩夏・初秋には暗めの色合いが、季節感を出しやすいです。
素材
着ていく場所などによって、素材感を選びたいです。
ホテルランチや観劇、美術館等は麻や綿ではなく、正絹やポリエステルの絽か紗がおすすめです。

ご友人とのお買い物やカフェランチ等は、綿や麻、浴衣でカジュアルな雰囲気を。


涼し気に見せるには?
コーディネートの最後の仕上げが小物です。
透け感、透明感を意識して涼しく見えそうな小物を選びましょう。
帯留のおすすめはやはりガラスです。
透明な物を見ているだけで涼しくなります。



半衿や足袋はレース素材の物も良いでしょう。

根付やかんざしも夏のモチーフの物や、透明感のある物を取り入れましょう。


夏のコーディネート
1.濃い目の色で大人っぽく。

着物と小物を色を合わせてまとまりを出します。
また着物が濃い色なので、鞄で涼し気に見せます。


淡い色で涼し気に

淡い色の着物だと、一気に清涼感が増します。
小物も、着物や帯の色に合わせて。
鞄の色を濃くして、全体を締めます。


いかがでしたか?
色や素材を変えるだけで、一気に涼し気に見えますよね。
様々な工夫をしてこの夏を快適にお過ごしください。
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